決意を固めるために

急転直下の大問題が発覚したのが数日前のこと。
考えても答えが出ない事や今考えても仕方がない事まで
あれこれ考えて、布団を頭から被って昨日は1日ストライキ。
胃は痛むわ、食欲は全くないわ、どんよりした気分だわで
夢かうつつかを行ったりきたりしていて、何やらとっても嫌な感じだったのだが･･･。
この際、考えるだけ考えて、自分がどうしたいのかをはっきりさせようと思った。
グズグズしていても仕方ない。
ガソリン代が高いからと最近自重していた放浪ドライブだけど、
走りたいだけ走って、そして気持ちが落ち着いたら帰ってこようと思った。

･･･そう思って何を血迷ったか、嵐の中富士山に行ってきた。
5合目までは車で行けるし。（そこから登るつもりは毛頭ないが･･･）

が！この寒さだ。
箱根のお山で5度ほど･･･。
ということは富士山まで上がれば雪だということにはその時は頭が回らず。
当然目の前に雄大な景色が広がるはずもなく。

案の定だが、富士のお山は雪だった。
5合目で標高2400メートル！気温は0度･･･。
あっという間に登ってきたせいで頭が痛い。
気圧の差に身体が付いていかないせいだ。
ノーマルタイヤに予想外の雪道で
ハンドルを切ってもタイヤはいうことを聞かないし
更には急坂でツルツル滑るし止まらない。

車を降りたら足元はシャーベット状のグシャグシャ雪。
調子にのってフラフラ歩いて･･･そして転んだ。
背中からお尻にかけてお陰でびしょびしょ。
結ばずに下ろしていた髪まで濡れて冷たい。あーあ。
寒冷地に住んでいたくせに滑りやすい道ではもれなく転ぶ私。

雪の重みで倒れた沢山の木々、そして半分まで上がっているのに、
それでも雲に隠れて全く姿が見えない富士山のスケールの大きさに
恐れをなして圧倒されてしまいすごすごと山を降りた。
そしてそれからあちこち寄り道して、沼津まで降りて海を見て帰ってきた。

決意を固めるのに要した距離、140キロ、ガソリン代3000円近く。
そしてそれに要した時間、5時間半。

よしっ。腹は決まった。
私は何があっても逃げないし、これから起きる事をありのまま受け入れよう。
そして私はこの土地で頑張りこの土地とともに生きていこう。

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でも若くないんだな。夜中から朝まで動いて、眠くて眠くてたまらない。とりあえず寝てみる。もう朝だけど。