花を贈る事、そして花を生ける事

私は毎年母の誕生日と母の日の年に2回、必ず花を贈る恒例行事になっている。
日曜は母の日。今年も花を贈った。

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いつも頼む花屋さんは、
那須にいたときにお知り合いになった花屋さん。
野の花をメインにしたアレンジは、素朴な色合いで
ちょっと普通の花屋さんのアレンジとは異なるけれど
この雰囲気が好きで毎年お世話になっていて
贈られた花はこうしてメールに添付して送ってくれる。
これはこれでまた楽しみ。
お、今回はギガンジウム(ネギ坊主)が入ってる。

そういえばいつから両親に対して
きちんと感謝するようになったんだろう。
1人暮らしをするようになりもう10年以上経つ。
なんとなく器だったり季節の花の話だったりと
母とはあれこれ友達のように話をするし
父からは近況のメールがポツリポツリと送られてきたりして
大人になって自分の視点であれこれ考えるようになってから
両親とは非常に仲がいい。
相変わらず心配をかけてばかりで残念ながらちっとも親孝行らしいこと出来ていないが。

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ホテルで働いていて婚礼の装花の残り物をもらって飾るようになたのが
花を家に飾るようになったきっかけかもしれない。
もっとも家に花を絶やさなくなったのはこちらに越してきてからだけど。
季節の花を玄関にきちんと生けることって
何となく背筋がピンと伸びる気分になる。
ちなみに今はシャクヤクの花。

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一緒に緑色の丸い菊の花も生けようとしたけれど
凛としたシャクヤクとどうも合わせられなくて
それはまた別に飾ってある。
これはこれですっくとまっすぐに伸びて花を咲かせる様子が好き。

そういえばその時々、何の花を選んで買うかって、
自分の心理的な状況に大きく左右されるような気がする。
あれこれ精力的に動いている時は黄色など色味の強い花。
小さなことにイライラしたりしてちょっと自己嫌悪に陥ったり
こんなトゲトゲの自分じゃダメだな、と思う時は優しい水色と白の花。
自分の進むべき道に困難があったりしてそれに負けまいと信念を新たにした最近選んだのが
このシャクヤクと真っ直ぐに伸びた緑の菊の花。
選んで買う時は何も考えておらず、その時に欲しいと思ったお花を適当に選ぶのだが
後から考えてみると、心境に大きく左右されているような。

野の花 にこぐさ
栃木県宇都宮市小幡2-6-16
TEL 028-643-5113
10:00~19:00
定休日 日曜日

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一般的に1人暮らしで花を生けるってあまりしないような気もするけど、なんとなく私にとって儀式みたいなものかな。