踏んだりけったり大惨事

昨日夕方仕事を終えて、そのまま海に出かけた私。

なんとなくそのまま家に帰りたくなかったのと、朝釣れなかったのが悔しかったのと…。
で、釣れたかと言えば、結局釣れず。
何事も意地になってもいい結果は出ないものだ。
エギ(イカ用のルアー)が海底の岩に引っかかってそのまま取れなくなるのはよくある話なのだが、
なぜか堤防3メートルほど下にエギは見えているのに、
海底から延びた、誰かの絡んだ大量の釣り糸の糸くずが引っかかってしまい取れない。
悪戦苦闘していたら、隣の見知らぬ方が助けてくれた。
(ホントいつものことながらありがたい)

が!事件はここで起きた。
見知らぬ方がご自身の竿に私のルアーを引っかけて、取ろうと引っ張った瞬間…

パキンッ

最近聞いた乾いた音。蘇る悪夢。
そう、あの、車のドアに挟んでしまい竿が折れた時と同じ音だ。

助けてくれるはずが、二次災害を引き起こした。
引っ張った拍子に見知らぬお方の竿先の先端が真っ二つに折れている。
ちなみに足元に引っかかって取れないエギ、1個198円(大安売りで買った)。
助けてくれたお方の人の良さと竿、プライスレス。

うわぁゴ、ゴ、ゴ、ゴメンナサイ!!!!
しかも、見知らぬお方、竿先がなくなってちょっと硬くて投げやすくなった!とか
買い替えようと思ってたからいい機会だ!とか一生懸命フォローしてくれている。
フォローというよりも、多分それをなんとか自分の中で受け入れようとしているといったところ。
いやいやフォローしなきゃいけないのは私。
弁償する旨話したけど、大丈夫だから気にしないで、と。
いんや、気にする。

竿が折れたショックは最近味わったばかりだからよく分かるし。
結局釣れなかった上に人様に多大なる迷惑をかけてしまい、
迷惑をかけてしまった償いも出来ず、
気分転換のつもりで出かけたのに余計に凹んで帰ってきた。
まさに見知らぬ方まで巻き込んで踏んだり蹴ったりの出来事。

そのうちまた!と私の方が先に帰ってきてしまったものの…
なんだか人の優しさをアダで返してしまったようで、ひどく自己嫌悪。
連絡先ぐらい伺ってお詫びに何かお送りすれば良かったとあとから思ったものの
いまさらどうにもならず。
暗闇で顔もよく分からない上に連絡先もお名前も知らないし。
しょぼぼぼん、という感じだろうか。

さてと。ションボリネタはこれぐらいにして。
心機一転今日は切り替え完了である。