異次元に迷い込む

冬タイヤに替えて気分をよくしてそのままドライブ。
冬タイヤの性能を試すべく、雪がある場所へと思って富士山へ。
思ってそれを即実践する私はやはり阿呆である。

だけど、雨上がりでひどい霧。
2メートル先の視界もままならない。まっくらな上に霧で視界ゼロ。
これじゃちっとも楽しくない。
来た道をUターン。

・・・したはずだったが。気がついたら、砂利道だった。

あれ、なんかおかしいなぁ、と思ったら立ち入り禁止の看板が路肩にびっしり。
いや、もう入ってしまったし右も左も分からないので仕方ない。
とりあえず進む。

霧の前に人影。

ぎゃっ!出た!

しかも20人ぐらい。
何がでたかって。

皆迷彩服に迷彩柄の大きなリュック、ヘルメット。
肩には物騒な物を下げているようにも見える。
しかもみんな物憂げな表情。
その後もまた20人ぐらいの小隊がいくつか。
そして迷彩柄のジープやトラックが数台。

私は別に悪いことをしている訳でもない。
だけどとっさに思った。

こりゃ捕まる。
きっと拉致される。

(早合点しすぎだ)

ああ、明日出勤できないかもしれない。予約入ってるのにごめんなさい。
いなくなったら、皆私を探してくれるだろうか。
車、タイヤ新しいのになぁ。
携帯で着信どっかに残しておこうかな。

・・・考えすぎである。

そこは

自衛隊演習地の中だった。

とにかく慌てて減速しすぎて、彼らの列の真横でエンスト!
慌ててエンジンをかけて急加速。そのまま逃走。

おかしな車が出たものだ、と演習中の方々、思ったに違いない。
舗装道路に戻ったと思ったら、横は米軍のキャンプフジ、そして自衛隊駐屯地。
みなさま、夜でも演習してるのね。


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1週間悶々としておりましたが、また頑張って更新いたしますのでよろしくお願いします

平和ぼけしているこの国だから、迷った!!で済むけれど、
もしもここが治安に問題がある国々だったら…私はとっくに命を落としているに違いない。
普通は用もなく、そんなところに迷い込んだり。しない。