かつお節躍り、そして心も躍る

今住んでいる所は借り上げ社宅扱い、
だから私が選んだ訳ではなく会社名義で会社が指定した部屋を借りている。

雨風をしのげればいいので贅沢は言わないが、台所が…まるで「おもちゃ」みたい。
IHコンロのスペックも低いし(鍋でお湯を沸かすだけでどれだけ時間がかかるか…)
流し台なんてどこで鍋を洗えと?と言いたくなるほど小さい。
今までキッチン重視で選んできたからこそ強くそう思うんだろう。
それゆえ料理するにも非常にストレス。美味しいもの好きの私が料理から遠ざかって1年。
(そもそも自炊する時間すらなかった)
休職の傷病給付金は給料分だけ出る訳じゃないし、休職する条件としての家賃全額負担。
ぬっこの「ふところ事情」ははっきり言って非常に厳しい。
物食へば懐寒し秋の風…ん?なんか違うような。

でもこの「おもちゃキッチン」でも使えない訳じゃない。
お湯を沸かすのに時間がかかってもいいじゃないの。
そもそも時間はたっぷりあるのだから。
煮物や圧力鍋は火加減がうまくないのでどうもこのコンロは苦手項目らしいが
「焼く」「炒める」は普通に使える。
スペースが狭いのはひとつひとつ片づけながらやっていくしかない。
でも、好きな事だからストレスにはならないんだこれが。
 
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本日の晩御飯…大和芋の豚お好み焼き風。
昨晩のとろろご飯に使った「とろろ」が大量に余ったので
それにざく切りキャベツとおかひじきを混ぜて
豚バラ肉と一緒に焼いたものだ。
小麦粉は使っていない。
だから普通のお好み焼きよりふわっふわだ。
もともとご飯にかけて食べる用だったのだから
生地にしっかり味付はしてある。
アツアツふわふわの生地にかつお節をひとつかみ。
そしておたふくソース、マヨネーズ。
あぁ。湯気でかつお節が躍る。

そうそう。これこれ。
私の心も躍る。
そうよね。もともと食道楽な私、
「ちゃんと作って食べる事」、これも私にとって欠いちゃいけないすごく大切な事だったんだっけ。
身体への補給作業は心を躍らせてくれない。
心躍る食事をしよう。(それにしてもお好み焼きで心躍る私は、非常に安上がりである。)

もぞもぞと自分の取り戻し作業中。