物と埃との戦い、餃子国の乱

無事に餃子の国、SLの走る街の住人になった。
手続き類の諸々を済ませ、何とか居住空間が出来て落ち着いたのがやっと今日。
 
引っ越し自体は、手配していた通り滞りなく済んだのだが…。
もう何年も使わずに倉庫になっていた部屋の片付けに数日。
この片付けがとにかく大変だった、の一言。
 
トラックに乗って湯河原からやってくる、私の衣装ケースや段ボールの置き場所場所を作るのに1日。
荷ほどきに1日。そして大掃除に3日。
実は最初の晩、数日滞在するのではなくここに住むとなったものの
泣きたくなるほどの倉庫状態で、居住スペースがまるでない事や、
これから始まるであろう膨大な掃除片付けに恐れおののき、
どうしたらいいか分からないとパニックを起こした。
いやいや、どうもこうもないって。
慌てて途方もない事を考え始める自分と、それを正論でなだめる自分。
 
この1週間、掃除機をかけ続け、荷物をまとめ、捨て続けていた気がする。
物というのは捨てなければ、何故だかどんどん増殖し続けるものだ。
実際に何かを捨てるのには勇気と潔さがいる。
もしかしたら使うかな?なんて思ったら何も捨てられない。
かと言って、捨てるのは簡単だけど、捨ててはいけない物もたくさんある事も事実。
だけど、思い入れはあれど、今後ずっと使う予定がない物は、残念ながら処分対象だ。
これは必要!なんて強い思い入れがあるくせに、
多分5年も10年もそこから微動だにしていない物が多数あったりして、
全くもうっどうなってるのよ!と悪態を付いてみたりしながら物と埃との戦い。
 
そして何より、風通しする事も大事。
日ごとに眠っていた部屋が、少しずつ息を吹き返していく。
 
捨てないものは、しかるべき方法でしかるべき場所に。
捨てるものは、思い切って。
どっちか悩むものは一旦保留場所を決めて。
そんな掃除片付けセオリー通りにくるくるパタパタ動く。
よしよし、先が見えてきた(終わりは随分先だろうけど)
 
そもそも私には時間はたっぷりある。
慌ててやらずとも、じっくりひとつひとつやろう…。
多分そう思えるようになった事で、やっと自分の生活に目を向ける余裕が出てきた。
あ。そうか。急いでやらなくてもいいんだ。
 
さて。明日は大学時代の講義のノートたちの処分でもしようかしら。(後生大事にとってあった)