牛との遭遇

この20年でこの街も大きく変わった。
 
田んぼが整地されて道が出来、道が出来たらそこが住宅が沢山出来て、新しい街が出来る。
シムシティーという街づくりのゲームがあったが、
散歩しながら、その「1/1街づくり」の結果を目の当たりしてちょっとびっくり。
 
昔歩いた通学路を歩いてみようと思ったのだが、既にその頃の道がない。
ところどころに名残が残る、もう人が歩かなくなり、廃道と化した
かつての通学路を歩いてみて思ったのが
こんなに道は狭かっただろうか、と。川幅は狭かっただろうか、ということ。
そうか。幼き頃の自分とは目線の高さが違う。
自分の記憶と実際広がる目の前の景色とのギャップに驚く事しばしば。
 
近くの牧場も昔は小さな木造りの牛小屋に数匹だったのに
今では立派な鉄筋造りの牛舎が建って頭数も増えて、随分と大規模経営になっていた。
 
イメージ 2はい、牛さん、こんにちわ。初めまして。
(…黙って牛舎に侵入した私)
近くでみると随分と大きいものだとしげしげと眺めていたら
座っていた牛までのそりのそりとこちらに近づいてきた。
静かないくつもの視線の中には
「オマエ、ダレダ?感」満載である。
手を差し伸べるとふっと一歩退くが、
やっぱり気になり近づいて来る。
 
 
 
 
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そんな牛との微妙な距離感のふれあいを続けるうち、
鼻の頭にタッチ。どうも、どうもどうも。
いや、ヨダレ垂らされてましてもねぇ…
私食べ物持ってませんってば。
うわあぁぁ、ヨダレでべたべた。
(安易に触ってしまったこの手をどうすればいいものかと
後悔とともに困惑する私)
 
もしや牛にも人とは認識されてないのか?とふと思いつつも、しばらく牛観察。
そもそも散歩コースに牛がいるこの環境も凄い。
 
そのあと子牛の牛舎を見学していたら一斉にモーモー鳴かれて、慌てて退散。
お、お邪魔しました。
静かに過ぎていく日々かと思いきや、牛との遭遇があったりして意外とエキサイティングな日々である。
 
本日の歩行距離4.7キロ