茜色の空にとぷんと沈む夕日を眺めながら

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今日も1日が終わる。
それにしても、ずいぶんと日が伸びたもんだ。
ずっとずっと上空、宇宙から見た地球では45分に1度日の出が訪れているそうだ。
デイアンドナイトサイクル」というそうで、それは45分サイクルで
明るい光と漆黒の闇とが交互に訪れるという。日の出と日の入りの時間はたった2~3分。
加えて言えば、日が昇れば、そこは120度、日が暮れればマイナス150度。
多分空が白むとか、茜色に染まるとか、そこではそんな微妙な変化を感じたり楽しんだりする暇なんてなくて
「がーっ」と明るくなって、「ばーっ」と暗くなって、そんな豪快な日の出、日の入りなんだろう。
 
今ではどうやって太陽が昇り沈んでいくのか、原理は頭でわかっているけれど
やっぱり日が昇り、そして沈んでいく様子を眺めていると、
どうも太陽が動いているように錯覚してしまう。
45分に1度、日の出が訪れる、なんて天動説を頑なに信じた16世紀の人々に言っても
お前気でも狂ったのかと笑い飛ばすに違いない。
 
地球が猛烈な勢いでぐるぐる回りながら…太陽の周りを365日と数時間でぐるりと1周・・・
それを想像しただけで、空にぽーんと吹っ飛ばされてしまうじゃないのよ、という気分になる。
頭の中は16世紀の私。
そしてやっぱり今日も太陽は、「とぷんっ」と、屋根の間に落ちていった。
 
あれ、明日は雨じゃなかったのかしら。
こんなに見事な夕日なのになぁ。