大子町百段階段のひな飾り
十二所神社の階段にずらりと並べられた今日1日だけの「百段ひな飾り」
朝からはりきって出かけたものの、着いた時にはすでに人、人、人！
階段の両脇に並べられたお雛様を、登りながら眺められるという珍しい展示なのだが
いかんせん小さな神社の階段、人が通れる幅はそう広くない。
それぞれが写真を撮ろうと立ち止り…
ふと振り返ると階下にはこんな黒山の人だかり。
神社自体もそんなに大きな神社ではない。
見学のための大行列が出来ていた。
神社のある細い細い路地、そして当然街の中は大混乱。
警備の方に加えて警察まで出動。
そんな中私は呑気に一旦上まで上がった後、
また長蛇の列の最後尾に並びなおし、2度堪能。
だって、せっかく両側に飾られているというのに
1度じゃ片側しか見られないんだもの。
でも・・・これだけの数の大所帯になると
五人囃子が、オーケストラ並の人数だ。
三人官女だって、まるで大奥である。
たった1日だけの壮観な景色。
雛めぐりは最近よく見るようになったけれど、こんな風に、ぱーっとダイナミックで華やかで
そしてふっと幻みたいに消えてしまう1日だけの百段ひな飾り。
この日がやってくるまでずっと箱に仕舞われたきりだったお雛様。
お天気に恵まれてひなたぼっこしているみたいである。
