春の妖精に逢いに

カタクリが満開できれいだというのを聞いたので、

ぶらりとドライブがてら栃木県佐野市の「みかも山公園」に行ってきた。

この花、華奢なひょろりとした茎、そして花の色、うつむき加減といい、なんとも上品に咲く。

カタクリは「スプリング・エフェメラル」と呼ばれる類だという。これは直訳すれば「春の妖精」

あぁ、別名まで上品だ。

 

その名のゆえんは2か月もすると、

ごまだら模様の葉っぱも含めて地上に出ている部分がきれいさっぱり跡形もなく枯れてしまうから。

根っこだけが地中に残り、また次の春まで眠り続ける。

この春の時期がやってくるとむくむくっと葉っぱが出てきてひょろりと茎が伸び

そしてほんの短い間だけ、花を咲かせる。

うーん。なんて儚い花だろう。

でも、この儚い無数の花が、山の斜面を一面薄紫に染めているのはちょっと壮観。

ほんのひとときだけど、こうして毎年楽しませてもらえるのはありがたい事だ。

 

だけど・・・このみかも山、随分と急斜面をえっちらおっちら登らなくてはいけない。

木道が敷かれていても歩いて階段を上るのは一苦労。

みんなパンツスタイルで来ているというのに・・・何にも考えずに来た私、スカート姿。

落ち葉に滑って足首グキッ。いででで。

 

帰りはちょっと足をのばして、群馬県太田市のやぶ塚温泉へ。

…え。もう受付終了なの！まだ16時なのに！なんてこった。

というわけで、なんともしまりの悪いドライブで・・・。

 

本日の走行距離　189キロ