新大久保、コリアンフード紀行

 
イメージ 1焼き肉はよく食べるが、「韓国料理」と呼ばれるものは食べたことがない。
お隣の国、韓国。
食文化として日本と似てはいるものの、やっぱり独自の文化がある。
そんな難しい事を考えながら食べに行った訳でもないのだが、
新大久保に行ってきた。
コリアンタウンと呼ばれるだけあって、
駅に降り立った時点ですでに焼き肉の匂い。
あちこちで飛び交うハングル語。
おぉ。異文化体験。
看板のハングル語を見る度にいちいちテンションがあがる私。
(こんなんだから海外旅行に行ったらいちいち大変だろうな…)
 
 
 
 
 
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食べたかったのは、「サンギョプサル」。
これで一人前なのだが、とんでもない量・・・とても一人では食べきれない。
お店の人が手際良く焼き、ハサミでちょきちょき切ってくれる。
 
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そして出来上がったら、この厚切りの豚肉カルビをサンチュやえごまの葉でくるりと巻いて食べる。
一緒に焼いた酸味の強いキムチと、白髪ねぎを乗せて、豪快にぱくりっ。
 
 
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そして・・・もうひとつどうしても食べてみたかったのが、この「ケジャン」
ケジャンとは、ワタリガニのキムチのこと。
生のワタリガニをぶつぶつ切って、甘辛いキムチのたれに漬け込んである。
茹でてある訳ではないので、ぽきんと足を折っても蟹の身はきちんと取れる訳ではない。
では、どう食べたらいいか、と聞いてみたら…「えーっと…豪快に食べてください」とのこと。
ご、豪快に・・・はぁ。
要するに、バリバリと殻を噛み、すすって食べろという事らしい。
口の周りまで真っ赤、両手ともにべったべたにして食べる。
蟹の身のとろりとした食感、そして甘み。後から来る辛み。
うーん。これはたまらない。
多分初めてのデートで食べたら、間違いなく相手に引かれるだろうな、という程、食べ物だ。
なんせ、顔中、キムチまみれ。酷い。酷過ぎる。
でも・・・これは絶品だった。
初めてのデートでも、相手に嫌われても、私はこれを食べるタイプだな、というぐらい美味しかった。
ちなみにこれで1人前。多くないか?!
多分これとご飯だけで十分お腹いっぱいになる。
 
スンドゥブと呼ばれる、豆腐のキムチ味の鍋もチヂミも食べてみたかったのだが…。
もはやてんこ盛りのケジャンとサンギョプサルで、この日はお腹いっぱい。
こりゃぁはまりそうだ。近いうちにまた訪れたい場所である。
 
そして帰りに、韓国食材のスーパーに寄ってみる。
ハングルのパッケージの食材が並ぶ。なんだかみんな辛そうだ。
そんな中で目にとまったものがこれ。
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昭和47年に、ロッテの「eve」というガムが日本でも売られていた。
そういえば、小さい頃にシャンパンゴールドのパッケージであったような気もする。
日本で今は売られていないので、見慣れないパッケージだが。
香水の香りのガム、という事らしい。
この味は嫌いじゃないな。というか子供の頃に食べたことがあって懐かしい味がした。
 
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そして、コカコーラなど見慣れたジュースに交じって見慣れないジュースたちもいる。
 
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そのうちどうしても気になったものを
実際に買ってみた。
その名も「松の芽ジュース」・・・
松の芽の成分を抽出したさわやかな飲み物、のはずなのだが。
味はというと。薄い砂糖水味。
そして香りは・・・うわぁぁ強烈!
どこかで嗅いだ事のある匂いだと思い、
しばらく考えてみた。
 
あ!分かった!
 
その嗅いだ事のある匂いとは・・・
なんとおなじみの緑のボトルのトイレ洗浄剤。
 
サンポールフレーバーのジュース、これはなかなか刺激的だった。
だいぶ飲み込んだ後、悶絶。というよりも、どっぷりへこむ。
なかなか口から鼻に漂う香りが消えない。
さわやかさのかけらもない…。
その他、もみ殻(!)みたいのが入った、甘酒みたいなジュースも気になったのだが
いかんせん、1.5リットルを試す勇気はなく…。
 
何となく、異国の怪しい食べ物、飲み物紀行に出かけたい、とふと思った。
とりあえず、新大久保、または異国の食べ物紀行、シリーズ化したいところ。