6年越しの来訪で隠れ家を見つける～益子 pan de mushamusha～
SLを見に行ったその足で、そのまま隣町の益子へ。
行き先は…小さな隠れ家パン屋さん。その名も、「パン・ド・ムシャムシャ」
数年前からそこにあることは知っていたものの、
場所がよく分からずに訪れる機会を持てずにいた。
そんな風に、小さなパン屋さんがある事を知りつつ何年経っただろうか。
思い立ってきちんと調べて赴いた細い小道に佇むそのお店は、小さいながらも大盛況。
ご夫妻できりもりするこのお店、なんと奥さまがパン職人さん。ご主人がコーヒーの焙煎士さん。
敷地の中には建物が2つありそれぞれパン屋さんの建物とコーヒー屋さんの建物になっている。
頼んだパンとコーヒーをお伴にそのままパン屋さんの建屋のちゃぶ台カフェスペースで食べる事も出来て
パンは数種類、どうやらその時によってラインナップは異なる模様。
いろいろお話を伺ってみたかったのだけれど、
次から次から来るお客さんでお店はてんてこ舞い。
うちからは車で10分程。
今度は平日にお伺いしていろいろ聞いてみようっと。
パンはおうちに持ち帰り、私はチーズケーキをチョイス。
こっくりと深い味のコーヒーは200gお買い上げ。
昨日焙煎したてのものだそう。
それにしてもこういう隠れ家を見つけた時の気分は、ワクワクしてたまらない。
オープンした話を聞いてから、実際に足を向けるまでになんと6年ほど。
こうして、気が付いていながらも行けず（行かず？）にいる潜在客も沢山いる。
だからこそ、ひとつのことを諦めずに
ただただそこで「ぶれる事なく」続けていく事の大切さがあるんだと思う。
私は、結果的に転々として今がある。
どこで根っこを張れるんだろうか。
たんぽぽの綿毛みたいにふわりふわりと、
随分と長い事飛んでいるようにも思うのだが。
カップを両手で包み込んでコーヒーのいい香りを胸一杯に吸い込みながらそんな事を考えた。
Pain de musha musha & coffee
