東京酒場紀行 その2~六本木 side two~

六本木なんてご縁がない場所だった。
夜の街というイメージの通り駅に降り立ち1本路地に入ると、客引きのお兄さんがうろうろ。
そんな中、一人店の名前と地図を手に、捜し歩く私。
駅から徒歩2分の場所にあるというのに、それでも店の場所を探せない私。
3人に尋ねてやっと辿り着いた夜な夜な政界、財界、芸能人までが集う大人の隠れ家バー。
 
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珍しく、人の写真。写真はオーナーバーテンダーの平山氏。
 
そこは六本木「side two(サイド トゥー)」。
ホテルbeのすぐ近くの裏路地にある、カウンターのみの小さな店は
まさにオーセンティックバーと呼ぶにふさわしい場所である。
私みたいのが行ってもいいものか、というようなお店だけれど
オーナーバーテンダー那須時代にご一緒させて頂いた事で訪れて
その当時呼ばれていたあだ名、「おぉぉ!セクシー」と迎えてくれる。
それにしても懐かしいあだ名だ。(注:ただのあだ名なので、私がセクシーな訳ではない)
 
もう何年越しになるだろうか。
箱根にいた頃から訪れたいと思いつつ叶わなかった場所だ。
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キニーネ(機那の皮、漢方薬の一種)を漬け込んで本格的に作られたジントニックを頂く。
キニーネとは、もともとトニックウォーターの苦み分の添加の為に使われていたものだ。
漢方薬店で仕入れたキニーネを、お酒に漬け込んで作られたこの苦みは
多分、これ、どこのジントニックよりも美味しいと思う。
なんせこの私が写真を取り忘れる程だ。
 
ここではかつて私が入った頃にまさに「ビッシビシ」しごいていただいた
ウェディングプランナー氏と合流。3人で、過去の懐かし話に花を咲かせる。
そういえば、このオーナーバーテンダー氏にはすごく可愛がってもらって、
給料明細と、段ボールを暖炉で燃やした事もあったっけ(大人げない…)
 
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ここで頂いた絶品トマトを。
パキスタン産の硫黄の香る黒っぽい胡椒色をしたお塩をかけて頂く、
いわき産の「サンシャイントマト」。
風評被害に負けるなっ!!という事で応援販売されていたのだが、
高い糖度と完熟具合、食味は抜群である。
 
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そんな懐かし話とともにお酒もどんどん進み。
モルトで〆を、と思い、お勧め頂いた「グレンゴイン17年」
口の中でふわりと広がる豊かな芳香と、長く長く続いていく余韻はさすが!
 
もっともグレンゴインで〆になる事もなくシャンパン、赤ワイン…と
外が明るくなるまで飲んでいたのだけれど。
そんな理由で、実は渋谷には行けず。
渋谷のバーはまた次回。第何回目かの酒場紀行にて…。
 
SIDE・TWO
東京都港区六本木3-8-1 サンアネックスビル3F
03-3403-1660