暑い夏の日は鮎祭り~茂木町 大瀬観光やな~

やなとは、「梁漁(やなりょう)」を売りにした食事処である。
梁漁は川の一部をせき止めて、竹で作られた大がかりな仕掛けに流れを引き込む漁法で
そこに上がった魚を料理して提供される。
 
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設置されたやなに、夏休みの日焼けした子供は大はしゃぎ。
 
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大人も川を吹きぬける風を感じせせらぎを横目にしながら、
ビール片手に食べる鮎は最高である。
 
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メニューはこんな感じ。
当然鮎メニューが並ぶ。コース料理よりも何よりも鮎の塩焼きと…。
ビ、ビ、ビール…が…運転者の私はビールはお預け。
しまった。運転を母に頼めば良かった、と思ったけれどあとの祭り。
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土用鮎という言葉がある通り、土用の頃が最も香りも脂が増す時期で
川藻を食べて育つので、独特の香りがするのが特徴。
別名香魚と呼ばれるのはそれが所以だ。
芳しい香りと、爽やかな苦みとともに食べる鮎の塩焼き。
やなに来て、これを食べずになんとする!
 
ところで、鮎のうまい鮎の骨抜きの仕方を知っているだろうか。
まず、頭と胴の間に箸で切れ目を入れる。
そして尻尾をぽきんと折る。
鮎の背を箸ではさみつけ、まんべんなくしごく。
そのあとで胴身も同様にしごく事で、骨と身が離れるので
頭を持って、すーっと静かに引っ張ると、頭と骨とがすぽ!っと綺麗に外れるのだ。
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抜いた骨はこんな感じになる。
小骨も含めてきれいに取れるので、
鮎の身がバラバラにならずにそのまま齧って(行儀悪っすみません、育ちが出ましたね)贅沢食い。
是非お試しあれ。
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どんぶりご飯に骨抜きした鮎を乗せて、贅沢鮎ご飯の出来上がり。
身をほぐしながら、時にはわりわり鮎を豪快にかじって食べる。
夏の香りが口いっぱいに広がる幸せなひととき。
 


大瀬観光やな
栃木県芳賀郡茂木町17
TEL:0285-63-2885
FAX:0285-63-3343
営業:通年営業9:00~18:00(7月末~10月31日迄は無休)
※期間中休漁日あり