ぬっこの酒場紀行~タックルされるかと…~

先日、宇都宮酒場紀行に出かけた。
この日の目的は…宇都宮市池上町怪しげなピンク色のネオン街が立ち並ぶ通りに
ひっそりと佇む昭和の香りが漂うお店、「ふくべ」さんに伺うこと。
ちなみに一般的に「ふくべ」といえば、ひょうたんの事だけれど、
栃木でふくべ細工、といえば、かんぴょうの外皮を乾かして加工を加えたものを言う。
 
さてさて辺りは、客引きのお兄さん方が沢山うろうろしているような通り。
ここを独りで歩くのは、本業のご出勤か(退勤された)方か、はたまた殿方が主で、
多分私みたいなちびっこが一人で歩くような道ではない。
…どうしよう。スカウトされたら(笑 ←ないない。
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そして辿り着いた「ふくべさん」
お店からはいい香りの煙が流れ出ていていやがおうにも期待が膨らむ。
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まずは生ビール。
レバ刺しと悩んだ挙句、馬刺しを注文。
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こういう時って一人だとどっちも!が出来ないから残念。
レバ刺しも食べたかったな。次回に楽しみをとっておくことにしよう。
この馬刺しが絶品だった。
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舌の上でしゅわりと溶けてなくなっていくような霜降り。
自然と顔がにやける。
 
意外と私は食事しながら美味しいものを目の前にすると
たとえ一人であってもにやにやしたり、わぁと小さく歓声をあげてみたりと
リアクションが顔や声にまともに出る事が多いのだけれど
これを傍から見たら、多分怪しいだろう。いや間違いなく怪しい。
辺りを見回してみたら会社帰りのサラリーマンの方々。
あら。店内に女子私だけなのね。
 
そして、タン、レバー、シロ、カシラ、と立て続けに串焼きを。
 
タンとレバーは2本で210円。
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タンは塩で頂きこりこりとした味わい、レバーはタレが絡み合いほっくりほっこり。
 
シロとカシラは2本270円。
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シロは口に入れた瞬間とろとろ、カリカリ。噛みしめるとじゅわぁっと甘い甘い脂が…。
カシラは厚切りにもかかわらず火の通し具合の絶妙なこと、絶妙なこと。
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ハイボールを飲みながら〆に、名物もつ煮込み。
これ、白いご飯ください、と言いたくなる程のいいお味。
汁をご飯にかけてさらさらっと食べたら美味しいに違いない。
それにこんなに味がしっかりしみた大根を食べたのは初めてなんじゃなかろうか。
「ほろりと口の中でほどけていく」という表現がぴったりの煮込み。
 
2軒目はもちろん「パイプのけむり 夢酒OGAWA」
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毎回八百屋さんや、別のお店のお姉さんに聞いて伺っていたのだが
最近になってやっと迷わずに行けるようになった。
お帰りなさいっと迎えられてあれこれよもやま話。
 
ところで宇都宮から私の家まではバスで1時間弱。
いつも時間を気にしながらサービスしてくれる。
バス停までは歩いて10分弱。
15分ぐらい前にはぬっこさん、そろそろ時間ですよ!
おっと。それじゃぁまた!というのがいつもの流れ。
 
小川さん、菊地さんに送り出されて、泉町をそぞろ歩きバス停まで戻る途中…。
後ろから迫りくる、小気味良いたったったったった、という足音。
ぬっこさあぁぁぁん!!!
視界に入る、さっき送りだしてくれた菊地さんの姿。
 
・・・ほっ?驚いて立ち止る私。
あの、これ!大事なもの忘れてます! 
 
ぎゃっ。店に忘れていったのは、何とカメラ。
それにしてもさすが菊地さん、学生時代、ラグビー部。
飲み屋街を蝶ネクタイで私のカメラを小脇に抱えて100メートルダッシュ
その時姿を見て咄嗟に思ったのが…失礼ながら、タックルされるかと。
そんな勢いだった。
 
どうも私、どこへ行っても、誰かに迷惑をかける構図らしい。
 


住所:宇都宮市池上町4-21
電話:028-636-8536
営業:17:00~23:00
定休日:日曜日、祝日
 
夢酒OGAWAパイプのけむり http://bar-navi.suntory.co.jp/shop/0286219281/index.html
住所:栃木県宇都宮市泉町2-19
電話:028-621-9281
営業:18:00~26:00
定休日:日曜
 
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