風、山、建物の三位一体~栃木県益子町 茶屋雨巻~

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湿気の少ないからりとした青空。
気が付けばあと数日で8月も終わり。
世の中の夏休みもいよいよ終盤でそろそろお尻に火が付いた子供もいるんじゃなかろうか。
もっとも寒冷地は既に夏休みが終わった地域もあるのだが。
 
そんな世の中の流れはそろそろ終盤を迎える夏休み、
いつ終わりにしようかと、最近では考えるようになったがそれでもまだ私は私の夏休み。
 
毎日が夏休みな私、今日出かけた先は「茶屋雨巻」
栃木県益子町の外れに「雨巻山(あままきさん)」という低山があるのだが、
意外とコースバリエーションがあっていい里山歩きが楽しめる場所だ。
とはいえ、低い山というのは、夏場は登山に適さない(虫が多いから)
その雨巻山の登山口横にひっそりと佇むカフェが「茶屋雨巻」である。
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右、茶屋への入り口、左、登山道…本当に山麓にある隠れ家カフェだ。
だけど、何となく隠れ家的なひっそりとした雰囲気ではない。
なんとも…一言で表すと「ダイナミック」
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山懐に抱かれた場所に佇む建物、庭のようなその場所に点在するベンチとテーブル。
木に掛けられたハンモックにパラシュート。
建物の中から見ていても、風と建物と山とが一体になるようなそんな感覚。
ひっそりした場所にあるはずなのに、三位一体のその風貌に圧倒されるしかなかった私。
 
圧倒された私、頼んだのは、一人なのに…石窯焼きのマルゲリータピザ。
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これがまた美味い。
石窯にほいっと放り込んで2分ぐらいだろうか。
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ヒラヒラの生地がぷぅっと膨れて、チーズがぐつぐついいだす頃にほいっと取り上げて出来上がり。
石窯内は300℃近くの温度になり、一気に食材の旨味を閉じ込めて焼き上げてくれる。
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はふはふしながら豪快にがぶりと食らいつく。
でもピザは誰かと共有して食べる方が美味しいかな。なんてふっと思いながら。
 
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庭では干し野菜が作られていた。
野菜は干すと、旨味が凝縮されて濃厚な味になるという。
トマトの他にもズッキーニ、ナスなどがさんさんと照りつける太陽の元で
その身を小さく細らせていた。
この写真を撮らせてもらって数分後にはキッチンへ。
次のお客様の食卓に上るご様子。
 
 
こんな辺鄙な所なのに、お客様はひっきりなし。
ふっといらしたお客様が全員お帰りになり
流れが止まった瞬間に店内をぱちりと撮らせてもらう。
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食べ終わった後で、庭先に出て、美味しかった自家製赤じそジュースをおかわりして
オープンしてから進化し続けるお店について店主様からいろいろお話を伺う。
建物は、建築士さんと相談しながら少しずつ出来上がっていったご様子。
次回訪れる際には、もう少しお話を伺いたく、自家製ベーコンを携えて再訪しようと思う。


茶屋雨巻
栃木県芳賀郡益子町上大羽1234
0285-81-8350
営業時間:11:00~17:00
定休日:月、火