ベーコン研究記 ~シュタットシンケンとぐるめくにひろ~

先輩にもらったベーコンをきっかけにして突発的に企画した「ベーコン探訪の旅」。
シリーズ化する予定である。
 
さて、せっかく買ってきたベーコン。
試食せねば!
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左:先輩から頂いた横浜市青葉区の「シュタットシンケン」
右:本日購入した東京都杉並区の「ぐるめくにひろ」
 
これがまた味わいが全く違うのだ。
シュタットシンケンのものは、桜をベースに違うチップをブレンドしている模様。
そして、ぐるめくにひろのものは、ケヤキのチップ。
香りも食味も違う。
 
炙ってみた。
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母に炙るのを頼んで出てきたのがこんな状態…。右と左が入れ替わってる・・・。
でも、色見の違いがはっきり分かる。
亜硝酸ナトリウムは肉の色味を増幅させるからだ。
 
ところで、「発色剤」と呼ばれる亜硝酸ナトリウムが悪かといえば、そうでもない。
添加物であるに代わりないのだけれど、アミノ酸が増加して旨味が増すのだ。
そして、食中毒菌のボツリヌス菌の繁殖を抑える効果がある。
その結果賞味期限を無添加のものよりも延ばすことも出来るだろうし、
燻製した時間が経ってから火を通さずに食べても、問題ない。
 
さてさてどちらも、上質な脂で、箸でつかむと透明な脂がしたたりおちる、それなのに全くしつこくない。
でも…どちらも脂の甘みは、私が使用している栃木県さくら市の「あさの豚」に劣る気がする。
こればかりは、肉そのものの味だから仕方ない。
 
食味だが、シュタットシンケンは、塩味が強い。
その代わりにスモークのあまい香りが口に広がる。
肉の旨味の増幅も感じられるし「THEベーコン」といったところ。
これはビールに合うかな。
 
ぐるめくにひろは、塩味が優しい。
その代わりに特徴的なのががつんと系のケヤキの香り。
塩味が薄い分、何となく内に強さを内包した優しさを感じる。
 
食べ比べをして思ったのが、とにかく千差万別だということ。
どちらも作り手の真摯な姿勢を感じるベーコンだった。
さてさて明日は、日光に遠征予定。
 
で…うちの冷蔵庫は自分で作ったベーコンと2店舗分のベーコンでいっぱいである。
そろそろ父が飽きてくる頃かな。

シュタットシンケン
神奈川県横浜市青葉区青葉台1-15-7
045-981-5584
営業時間:10:00~19:30
定休日:第3火曜・水曜 定休
ぐるめくにひろ
167-0022 東京都杉並区下井草4-3-9
03-5936-0086
営業時間:10:00〜18:00
定休日:日、木曜日