ぬっこ旅に付き物のハプニング

ぬっこの旅に付き物のハプニング、今回もあった。
 
朝、撤収し、温泉に行こう車のエンジンをかけたら、
ポーンという甲高い警告音とともに付いた水温異常のランプ。
そんな馬鹿な。
ここで故障なのか?そうなのか?それとも計器が壊れた?どちらにしても嫌なサインだ。
水温計の表示は普通。
ちょっと様子を見ようかと走りだしてエンジンを再始動したらサインは消えた。
 
大丈夫、走れる。
 
都内に入って友人を待つ間、路肩に停車して昼寝していたら…
またポーン…って水温計、レッドゾーンに突入しておまけに振りきれてるし。
 
わぁぁぁぁ。どうしよう。
慌てふためく私。一旦エンジンを停止、しばらくして再始動。
やっぱりポーンという音とともに水温ぐんぐん急上昇。
じわりじわりと、ではない。それはもう凄い勢いでぴゅーんとレッドゾーン突入。
こりゃだめだ。
 
いや待てよ待てよ、落ち着け、私。
「どうしよう?」じゃなくて「どうにかしよう」だな。
深呼吸して、さてどうするかと、ない知恵を振り絞る。
ある程度の街ならディーラーはあるはずだ、と思い調べたら、15キロ先。
(本当はすぐ近くにあったらしいが、そんなことは知らない。)
とりあえず急を要するので、15キロおそるおそる走る。
走っていれば、安定しているんだけれど、長い信号待ちでは水温微上昇。
 
電話もせずに、ディーラーに飛び込んで見てもらう事、数時間。
結果…。
えっと…あの…冷却水不足ですね。
水温が一定しなかったのは、冷却水が減った事で、空気が入ってしまってそれが原因。
走っていると大丈夫なのは、空気で冷却してくれていたからだとの事。
あの…170キロここから走っても大丈夫ですか?と問う私に
苦笑いしながらだ、大丈夫ですよ、とメカニックのお兄さん。
そ、それからエアコンのガスも補充しときましたので。
更に苦笑いのお兄さん。
 
すみません。点検を怠ってました。
そういえば、エアコンも効かない事も随分と前から知ってたんですけどね。
ロングドライブの事前点検は必要、と言う事で。
 
まるで体調が悪いと慌てて医者に連れて行ったらコロっと体調が治ってご機嫌な子供みたいな私の車。
危うくポロがボロになる所だった。