虫が好き

私は虫が好きだ。会社が山の中なので、見たこともない虫や面白い虫も沢山いる。
(多分嫌いな人には耐えられないだろうけど)
知らない虫を見かければ捕まえて事務所に持ち帰りネットで調べてみる。
(周りには気味悪がられるけど)
昔からそうだった。昆虫図鑑と植物図鑑が愛読書だった変わった子供だった気がする。

今、例えばトンボにしてもおそらく10種類以上いるだろう。
シオカラトンボ、オニヤンマ、ノシメトンボアキアカネ、ウチワヤンマ、アオイトトンボ、ハグロトンボ…
蛾だってモスラ級のものが沢山いる。触るのは嫌だけどオオミズアオなんてホントキレイだ。
窓ガラスに張り付いた手のひらサイズの真っ白な蛾に見とれる私。
…こうなるとただのオタクだ。

数日前に出勤途中の駐車場から何匹トンボが捕まえられるか、片っ端から捕まえて、
都会育ちで虫が大の苦手なある男性マネージャーの前で一気に手を離した。
本気で逃げるマネージャー。ただのいじめっ子か、私は。

今、事務所の片隅で実はカブトムシを飼っている。
うちのホテルの自家菜園で幼虫から羽化した子を畑を管理している人が持ってきたらしいのだが、
虫かごに入れられたまま誰も気味悪がって世話をしないので
まかないのフルーツを差し入れしたり、誰も見ていないのをいいことにいい年して
こっそり外に出してみたり…

少なくとも20代の女性のすることとは自分でも思えない…
思えないけど、世の中そんな人もたまにいる。私みたいに。