刃物で遊んだらいけません。

会社で何故か庶民の私達に混ざって庶民でない桁外れのお金持ちの人がいる。
多分資産で遊んで暮らせるはずなのに、趣味で仕事をしているようなものなんだろうか。

その人、もともと持っていたフェラーリを売って新しいフェラーリを買うらしい。
その額2200万…。
ホントに欲しかった車は5000万で足が出たので妥協した、と。
全く意味がわかりません。

その人、さらに不思議な人で何故か代々伝わる刀とか持ってたりする。
今日研ぎあがってきたばかりとかいう日本刀を見せてもらった。
刃渡り1メートルくらいあるものでキラキラ不気味に光る刃。顔が映るほどだ。
そしてずっしりとした重み。
試しに紙を切ってみたらさくさく切れた。
多分人生で日本刀を実際に手にする機会なんてそうないだろう。
夜更けに会社の事務所で日本刀で遊ぶなんてありえない。
普通に危ない。
だけどその日本刀を持つその人はとりあえず藤岡ヒロシよりもさまになっていた。
どうやら太平洋戦争を超えてきた刀らしい。
いろんな怨念がこもってそうである意味恐い。

世の中いろんな人がいるもんだ。