よーいどんっ

先週私が手配しており、当日休みで心配していた土曜日のジャズコンサートも大盛況に終わり、
更に半端になっていてどうしようかと心配していた仕事も休みの間に片付いており
気分良く休み開け、である。
かなりいろんな部署が協力してくれて
沢山のスタッフをイベント要員にあててくれたお陰で終始スムーズだったとのこと。
集客も目標数には満たなかったものの、それでも目標数の2/3以上のゲストが入ったらしい。
やっぱり私はみんなに助けられてる。
誰に対して、という訳ではなく、当日立ち回りしてくれたスタッフ皆に感謝。

そしてまったり仕事をするはずが。そうはさせてくれないのがうちの会社。
今日は企業の会議宿泊が入っていた。
到着40分前・・・
フロントマネージャーが作ったゲストに渡す部屋割りやスケジュールを目にした支配人。
レイアウトがどうにも気に入らなかったらしく、赤ペンで全部添削をしたものが私に回ってきた。
まんべんなく文章もレイアウトも直されて、白い紙は真っ赤。
赤ペン先生も真っ青である。
到着までに私にやりなおせ、ということらしい。
ここがずれてる、この枠は揃えて・・・この言い回しは駄目・・・
なぜ今になって?!そんな事言っても始まらない。
人が作った文書に手を入れるのは気が進まないがやらない訳にはいかない。
もうゲストはバスに乗ってこちらに向かっている。

タイムトライアルが始まった。まさに、よーいどん、である。
時間は迫る。文書を手直ししてレイアウトを成形しなおし。
さて出来あがり。

あと15分。
せっかくだし何か挿絵も入れたい。今ならまだ間に合う。
支配人の了解も取ってないが独断で便箋の裏面に森の写真を引き伸ばしたものをプリント。
だいぶゲストに渡す案内らしくなってきた。

5分前。
文章を校正。あ・・・時間が間違っている。
レセプションから催促の電話。修正して印刷しなおし。
プリンターの前で待ちながら、あと3枚、2枚、ラスト1枚・・・
事務所からダッシュ。2度目のよーいどん。

1分前
レセプションで待ちうけるスタッフと合流し、封筒に三つ折にして入れる。
印刷したてて紙が温かい。
そしてゲスト到着―間に合ってほっと一息。

優雅にお辞儀してご案内の笑顔の裏のどたばた劇。
いつも私はその渦中にいる。
ほっと一息ついたのもつかの間・・・きっとまた支配人に呼ばれる。
それでまた、位置について・・・よーいどんっ。