手にした片道切符でどこへいく

日付が変わり、気がつけばあと10日で誕生日。
1つ歳を取っても、多分何も変わらず毎日が過ぎていくのだろう。

何かが変わる瞬間というのは前触れもなく唐突にやってくる。
それは誰かに恋をする瞬間だったり、大切な人と別れる瞬間だったり様々だけど
変わる瞬間は予知できないし心の準備のあるなしに関わらず、突然訪れる。

だからその変化に飲み込まれないように
急激に変わる流れに溺れないように
しなやかに、それでいてしっかりと自分を見据えなきゃいけない。

別段何があった訳じゃないんだけどなんだか今日は感傷的。

―――――――――――――
季節はめぐりめぐるけど
同じ時はもう2度とこない

この世に生を受けたときに
神様から渡された切符は帰り道のない片道切符
同じ景色を二度と見ることはなく
同じ時間を二度と経験することはなく
同じようでいて違う毎日

今と口にしたその瞬間は既に過去になり
これからの時はいつか今となる

時は複雑に絡み合い
織り成されてゆく織物のように
わたしたちは時を刻み
糸を紡ぐように毎日の足跡を残してゆく

行き先は自分自身で決めるもの
織り成す模様も自分で決めるもの