今更言うに言えなかったこと
先日詳しく後ほど、と書いた8月6日に行ってきた写真展のハナシ。
今まで誰にも言ったことがなかった、実はちょっとした告白である。
今まで誰にも言ったことがなかった、実はちょっとした告白である。
今私が住んでいる地域をもう何年も撮り続けている写真家の前田さんの写真展に行ってきた。
この方は今私が働いているホテルで
婚礼の写真を撮りにいらっしゃっていた繋がりで
お知りあいになった方なのだが
この方の作品は実は前のホテルにいた頃から
写真集で見て知っていた。
以前月が好きだという話を以前書いたかもしれないが…。
一番最初に何かで見た写真は夕暮れ時の牧草地の、
なんとも形容しがたい美しい赤紫色の空に
三日月がぽっかり浮かんだ写真。
大好きな作品のひとつ。
多分その写真とであった時の心境は今でも忘れない。
それからこの地域の山や自然を撮った作品を目にして、
実は山登りをするようになったきっかけ(最近ほとんど行く機会なくなっちゃったけど)も、
この地域に転職して引っ越してこようと思ったきっかけも
その写真で今自分が住んでいるこの土地の風景が好きになったから。
前田さんと会社で初めて会った頃にその事をお話しすればよかったのだが、
何となく言いそびれてしまって、数年が経ち今に至り…
今更なんだかそんな話を面と向かってするのも恥ずかしいのでどうにも言い出せなくて。
何故か唐突に暴露している自分。
何となく言いそびれてしまって、数年が経ち今に至り…
今更なんだかそんな話を面と向かってするのも恥ずかしいのでどうにも言い出せなくて。
何故か唐突に暴露している自分。
写真展だが、言葉が出なかった。
キレイとかすごいとか、私が持っているボキャブラリーの中にはそんな当たり前の言葉しかなく、
目の前のその吸い込まれそうな写真を形容する言葉が見つからなかったからだ。
普段饒舌な私だけど、お地蔵さんみたいに固まって、写真を食い入るように見つめてた。
文章に綴るのは得意だけれど、
やっぱりその時に思った事を書こうとしてもうまいぐあいにしっくりくる言葉がない。
こういう湧きあがる感情を的確に表現する言葉って多分ないんだと思う。
言葉って便利だし必要なものだけど、時に無力だ。
そんなこんなで非常に有意義な時間を過ごした。
写真を貸していただいたSさんありがとうございました。