暇じゃないけれど

ずっとずっと前、自分のHPや自分のブログを書いている奴って
よっぽど暇なんだなぁ、と会社で言った人がいた。
その時は曖昧な笑みで流したけれど、
かくいう私は学生の時に自分のHPを持っていた頃から通算すると
場所を引越ししたりHPを閉じたりしながらも
多分もう8年近くこうして何かしら書いている気がする。
よく日記が三日坊主だと言うけれどそう考えると結構すごい事だ。

その会社の人が言ったように暇かどうかと言われると、そうでもない。
こうしてPCに向かって書く暇があるならば
間違いなく身体的には睡眠時間をとった方がいいと思うし
こっそり仕事中にブログを更新している時間があるならば
少しでもたまった仕事を片付けた方がいいに違いない。

貴重な時間を削ってまでどうしてこんなに書くんだろう。

決して私は内気な方ではないと思う。
こんなに延々と何かを書き綴っているとは、普段の私からは想像もつかないだろう。
人と接するのは大好きだし、別に引きこもっても居ない。
だけど、誰かに本当の気持ちを話すのが私はものすごく苦手だ。
例えば辛くても誰かの前では絶対に泣かないし
大好きな人がいても好きだと言葉にするのは、橋から飛び降りるよりも勇気がいる。
多分本当の気持ちをいうことで傷つくのが恐いから。

仕事をてきぱきこなし物怖じせず意見する私
不器用で本当の自分をさらけだす事のできない私
相反する自分が、自分の中に同居している。
どっちが本物でどっちが偽物かという訳ではなく、
その両極端のどちらも私なんだけど
多分それらの均衡を保つために
そして傷つきたくないと本当の自分の気持ちを表に出すのをあきらめないために
私は書きつづけるんだと思う。