どうやったら皆がHappyになるか?

全ては自分もゲストもHappyであるように。
それが婚礼の姉御の口癖。

婚礼の花束が届かない。
うちのホテルは花も衣装も全て外の提携の業者さんに依頼する。
今日は花束手配が入っていたにもかかわらず、手違いで届かなかった。
スタッフの確認も漏れたらしい。
急遽用意させるにももう間にあわない。
だが式の進行を止める訳にも行かない。
さぁどうする?

階段手すりの装花があった。
フローリストのアシスタントさんが来ていたので、
急遽その装花をアレンジしてミニ花束を製作してもらう。
以前挙式の後のフラワーシャワーの手配が漏れた事もあった。
急遽ウェルカムボードの装花をスタッフ総出でもいでフラワーシャワーに代用したこともあった。
ちなみにハゲ坊主になったボードの装花は作りなおして
『お色直しした』ウェルカムボードとしてお出しした。
キャンセルだと受けていたゲストが手配連絡ミスで突然来てしまい、
特別に部屋を用意したとアップグレードして空いている部屋を用意したこともある。

当然ゲストはそんな裏があることは知らない。
何があっても滞りなく式は進んでいくし、部屋がなかったゲストも広い部屋だと大喜びしていた。
手配するのも人間。受けるのも人間。確認しても漏れる事も間違う事もある。
そんな中で正直に間違えた、出来ないと申告することが全てではない。
間違えた事をどうリカバリーするか。
リカバリーするだけでなくプラスαにしてゲストに答えを出すことだってある。

どうすれば皆がHappyになれるか、考えなさい。
すごくシンプルな事。そんなに難しい事ではない。
だけど、自分で考えて動こうとしないと、それはすごく難しい。
手配書には書いてないし正しい答えは用意されていない。

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そんなことを考えながら昼食後に散歩していた。
気づけば何故か1本だけ真っ赤に紅葉した木を発見。
山の草むらを歩いてしゃがんで写真を撮っていたら、
髪の毛やズボンが草の実だらけ。
まったく子供じゃないんだから。
最近のもっぱらの話題は誰がいつ辞めるかということ。
誰と顔を合わせてもそんな話ばかり。
私自身抜けるかここに留まるかまだ悩んでいる。
姉御もいなくなるしそのほかの仲良くなった人たちがみんないなくなっていく。
だけど、今の自分の仕事は楽しいしこの環境は好きだ。
周りの空気に躍らない。だけどやっぱり悩むところだ。
私がHappyになるためにはどうしたらいいんだろうか。