茨城 初夏のはまぐり祭り

ごたごたも一段落して新居探しや引越し、その他諸々準備があるのだが、
それらも頭の片隅に置きつつ今は一休み…。

先日、茨城の鹿島市に行ってきた。
鹿島アントラーズの本拠地、鹿島である。
何しにいったかというと
はまぐりが大好きな私、ずっと前から『茨城！春のはまぐり祭り』を企画していた。
結局その祭りは初夏になってしまったが…。
はまぐりは流通している90%が中国産など輸入。
残り10%が国産でその国産の9割は鹿島産だという。
そのはまぐりは鹿島灘の深くで採れた天然物。
何より見たこともないぐらいに大きい。稀少だからか１つあたり500円程。

行き先は国道51号線沿いにある
浜茶屋　やましょう
めしおかわり自由！焼きはまぐり！と
でかでかと看板が出ている場所だ。
旅行雑誌などで連絡先を調べたのだが
どこにも出ていない。
（あとで調べたらあったのだが…）
とにもかくにも他の方のブログを
参考にさせて頂いたりして
場所だけはなんとなく調べがついた。

いざ出陣！
ところが150キロ走って着いたその店には活気がない。
車も1台もない。
よく見ると｢定休日｣と小さな看板…なにぃぃぃ！！！ショック！
休みを調べられなかったまま見切り発車した私。まさに後の祭りである。

だけど、神様は私を見放さなかった。
すぐ横のはまぐりの直売所だけは営業していて、
腰の少し曲がった早口で喋るおばちゃんに、
はるばる楽しみにして来た、仕方がないので買って帰ると事情を話したら、
なんとそのおばちゃん、店は休みだというのに、店を開けてくれた！
ご飯ものは作れないから直売所で売っているハマグリを焼いて食べるだけだったのだが
奥からイカの沖漬けまで出して一緒に焼いてくれて
電気のついていない誰もいない店で、ハマグリとイカをグラグラ焼いて頬張る。
ハマグリが美味しいのは勿論、おばちゃんの優しさに涙が出そうだった。

実家と自分の分とでお土産にハマグリを購入し、ニコニコ手を振って別れた。
そしてその夜…茨城　初夏のはまぐり祭り　後夜祭に突入。
近くの直売所で買った野菜と発泡スチロールに入れてもらった特大ハマグリ。
そして下駄箱にこっそり隠し潜む衝動買いのバーベキューコンロ。こりゃやるしかない。

炭を起こしてベランダで焼きはまぐり。
無謀にも家の台所で炭を起こそうとして
部屋中煙が充満してあわや大惨事になりそうになり
ベランダではモウモウパチパチ煙で
やはりあそこんち火事なんじゃ？という。
どうも原因は致命的にも木炭が湿気ていたようだ。
それでもなんとか炭を起こし、
いけない事をしている意識と苦労して炭を起こしたも手伝って格別の味。

そんなこんなで元気に暮らしてます。