魅惑の温泉卵作り

四万温泉に行く途中にある川原湯温泉
やがては今建設中の八ツ場ダムに沈んでしまう悲しい運命の温泉で
周囲には着々と工事が進んでいる様子が見られて
なんだか複雑な心境になる。

この温泉の共同浴場が好きでたまに利用しているのだが、
実は、今回も利用してから四万に向かおうかと狭い駐車スペースに車を停めたら
地元のオジサンに私の車の駐車方法が悪いとこっぴどく叱られて
何となく気分を害してしまい、そのまますごすごと温泉街を出ることに。

だが、実はそのとき私のカバンには生卵が潜ませてあった。
何故かってここで温泉卵を作ろうと思い途中の直売所で買ったからである。
すっかり日が暮れた帰り道、この卵の存在をふと思い出して、
結局川原湯温泉に立ち寄ることにした。

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遅い時間なので当然もう共同浴場は開いていない。
温泉はやっていなくても、
源泉がこんこんと湧き出る温泉卵を作るスペースは
温泉街の一角に開放されているのでいつでも利用できる。

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備え付けの長い棒が付いた籠に卵を入れ、
源泉に浸ししばし待つ。
待つ間は冷ました源泉が注ぎ込む
足湯に浸かってのんびり。
この川原湯温泉、とても温まるお湯で
足を浸しているだけでも体中ポカポカである。



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・・・そして待つ事約15分。
温泉卵の出来上がり。
夜更けの温泉卵。
白身はプルプル、黄身は半熟しっとり。
絶妙である。
卵はあっという間に胃袋におさめられたけれど、
こういう時に食べるものって
どうしてこんなにも美味しく感じるんだろう。