かすかな音を聞きたくて

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炒りたて熱々のほうじ茶にお湯を挿すと
「じゅっ」とかすかな音がする。
家中にたちこめた香ばしい匂いの中、
多分この「じゅっ」の瞬間を聞きたくて
40分も延々とフライパンを振り続けているように思う。
 
かすかな音を聞き逃さないように
耳をこらして急須にお湯を挿す。
 
そして立ちのぼる湯気の香ばしい香り。
あぁ幸せなひととき。
 
イメージ 2茶葉は強火で炒る為、
絶え間なくフライパンを動かし続けないと
途端に茶葉から煙が立ち上る。
焦がしたら、当然ほうじ茶にはならない。
ひたすら茶葉の色が変わるまで、振り続ける。
今回は疲れたのでちょっと浅炒りだけど、
でも淹れると色はちゃんとほうじ茶色だ。
 
明日、腕の筋肉痛、間違いなく決定である。