ぬっこパンを焼く

家で焼いたパンを食べ慣れると、市販の食パンはどうも味気なく感じる。
家で、と言っても、焼いてくれるのはホームベーカリーなのだが。
 
強力粉と塩、水、ドライイースト、そして無塩バターかマーガリン、そして砂糖。
これらを量って、容器へ。あとはスイッチオンで4時間待つ。
スイッチひとつで焼けるはずなのだが・・・。
そのパンが焼けなかったのが昨晩の事。
ふっくらパンが焼きあがるのを心待ちにしていたのに、
出来あがってみたら、ぺしゃんこカチカチ。
あぁ。楽しみにしていた私の4時間10分を返して!という気分。
 
焼けなかった原因は、イースト菌がきちんと働いてくれなかったから。
このイースト菌。忘れちゃならない、大事な大事な脇役。
パンは、強力粉をこねる事で、グルテンというゴムのような弾力性のある生地になるのだが
その中でイースト菌が発酵することであのふわふわモチモチした食味が生まれる。
このイースト菌、寒くすぎても暑すぎても働いてくれない。
昨夜は多分寒すぎたんだと思う。
 
というわけで、今日は機械の置き場所を変えてリベンジ!!
 
イメージ 1
本日はくるみとイチジク、クランベリーやレーズンが
ごろごろ入った全粒粉パン。
強力粉と全粒粉、水、無塩バター。
それからきび砂糖と塩。忘れちゃいけないドライイースト
それぞれ量ってスイッチオン。
 
ひたすらこねられてグルグル回る生地。
たまに発酵で寝かされて、また忘れた頃にグルグルこねる。
ある程度こねた所で、ドライフルーツを投入。
このぐるぐる回る生地を凝視し過ぎて、目が回ってしまった私。
 
 
そしてしばらくして、部屋中が香ばしいいい香り。
イメージ 2
そろそろ焼きあがりかしら…というわけで、
ホームベーカリーの前にスタンバイ。
あと8分・・・5分・・・。
あと3分・・・
こんな時の待つ時間というのは、恐ろしく長く感じる。
あ、近づきすぎたら危ないですか、そうですか。
おっと。あぢぢっ!確かに危ない。
 
それにしても、まるで子供である。
 
 
 
イメージ 3そして待ちわびた、出来あがり!!
夕ご飯の前に・・・つまみ食い。
カリカリの外側に中はふんわりもっちもち。
そうよ、これこれ。
自然とこぼれる笑み。
 
ぬっこのスローな時間はこうして過ぎていく。