のしのし、スキップ、欽ちゃん走り

水中を歩行する。25mプールをひたすら歩く。
ただそれだけだ。
首まで水に浸かっているというだけでこんなに負荷がかかるものかしら、というぐらいに
なかなかどうして、意外としんどい。
調べてみたら、速足で1時間歩いた時の消費カロリーが60~80キロカロリーであるのに対して、
水中歩行は、280キロカロリー
単純計算で陸上を歩くよりも4倍以上の消費するという訳だ。
地道に毎日、隣町の町営プールに足しげく通う。
 
ぬっこ史上始まって以来、最大の数字を叩き出したのが寝正月を終えた頃の事。
この身長に対して、この数字はないだろう、という
あり得ない数字を目の前にして、一念発起したのがつい先日の事。
よしっ。きちんと身体を動かそうと。
鏡に映った顔を両手でパシパシっと叩いて気合いとともに。
 
私にとって、大切な大切な、「食べる」ということ。
美味しいものを目の前にして自然と笑みがこぼれるということ。
それってすごく大事な事なんだ。
そんな風にまた食べる愉しみを持てるようになった事は
少しぐらい体重が増えたって代え難い大事な事だ。
付いた余分なものは、落とせばいいんだ。
 
そもそも、私の場合実はあまり体重は問題ではない。
ただ、何をするにしても、くるくるフットワーク軽く動けないのは、
私が私ではなくなってしまう気がして。
そのための「動ける」身体を作ろう、と。
これって、何キロ痩せよう、という数値目標よりも意外としんどい目標だったりする。
何をもってして、「動ける」と思うか?
それによって、到達点はいかようにも変わる。
でも、それでもいい。
とりあえずは先日書いた、山登りが目標。
 
大股で、両手を振りながら水中をのっしのっし歩く。
向こう側に着いたら今度は後ろ向きにのっしのっし。
のしのし歩きが飽きたらスキップ(!)。
まるでベタな少女マンガで、花畑を「ウフフフフ」と笑いながらスキップするひとこまみたいな
ワザとらしいスキップが、これまた意外と負荷になっていい運動になる。
(そもそも私の頭の中にはどんなイメージが繰り広げられているんだか。)
この少女マンガスキップに疲れたら、横を向いて欽ちゃん走り(!!)
どんなおかしな動きをしていても首から下は水の中。
他の人には見えやしないさ、という訳で。
 
単調な水の中の行き来だが、意外と楽しんでいる私。
とりあえず、この水中歩行を始めて2週間が経過。
やり始めるとストイックにのめり込む私。
夏には、腹筋が6つに割れてるかも、である。