鞍掛け豆(くらかけまめ)

その地域地域での独特の味覚がある。
山には山の、海には海の良さがある。
長野に住んでいた時に、蕎麦屋で出逢って気に入った「ひたし豆」
帰ってきてからこれを作ってみることにした。
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これに使われている豆は「鞍掛け豆」という青大豆の一種。
これは一晩水に戻した写真だが、青大豆の一部が黒い。
馬の鞍をかけてある様に見た目が似ている事からついた、その名。
長野では手に入るけれど、この鞍掛け豆はその辺では手に入らない。
黒豆のようなふわっとした食感ではなく、海苔のような風味のこりこりとした食感の豆だ。
一晩浸して、15分ほど煮て、だし汁に醤油で味を付けた付け汁に浸す。
ひたして2時間、これで「ひたし豆」の出来あがり。
 
豆自体になんともいえない風味があるので、味付けはシンプルでいい。
長野の山の食文化なんだろうな。