幻の豚を探して ~さくら市 肉のあさの あさの豚~

この暑い時期に、外でじーっと出来るまで、耐え、待つのも修行、または拷問に近いのだけれど、
実は第4次ベーコン燻製を企てている。
今回は「肉にこだわって」というわけで車で1時間、養豚場直営の、「肉のあさの」さんにお邪魔してきた。
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写真は、笑顔の素敵な若手の精肉担当の方と、専務浅野重勝氏。
 
今までの燻製はスーパーで豚バラ肉のブロックを買い求めて作っていたのだけれど
赤身と脂身のバランスがなんとも難しい。
5時間半は燻したいところ、だけどそれだけ燻し時間を取るとなると
赤身が多い肉はジャーキーのようになってしまう。
脂身が多いとスープや炒め物にはいいんだけど、今度はそのまま食するには脂身がしつこい。
この黄金比を探すにはどうしたら良いだろうか、と肉売り場で頭を悩ませていて思った。
 
そうか。肉は肉屋で買えばいいのか、と。
そこでさくら市にある絶品豚肉の専門店、「肉のあさの」さんにお邪魔する事にした訳だ。
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だけどこのお店、「もんのすごい場所」にある。
だって辺りは田んぼしかない。看板もない。しかも営業時間も凄い。 
小売営業しているのは土曜日の13時~17時までのたった4時間。
いろんな意味でかなりハードルが高い。
以前、ここのお肉を頂いて、肉の旨味に魅せられたのだけれど直接伺うのは初めて。
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店の佇まいも工場直営といったところ。入口はどこだろう…とちょっとたじろぐ。
ちなみに茶色の引き戸が入口。
 
だけど!ひっきりなしに出入りする車。
そして小さな店にひしめきあう人、人、人!
美味しい豚を求めて集う、そこは豚肉の聖地なのだった。
ウェブサイトを拝見すると、お兄さんが養豚担当、そして写真を撮らせて頂いた弟さんが精肉担当。
ちゃんと生産者の顔が見えるものって素敵。
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知る人ぞ知る、このお伺いするだけの魅力があるここの肉の味。
なんせ口に含んだ瞬間豚肉の脂の甘みがじゅわっ、そして噛むと旨味がじゅわっと。
この2段階ハーモニーは他の肉じゃ味わえないものだ。
それで、燻製したらどうなるんだろう。
そんな高鳴る胸の思いを押さえつつ(大げさだ)、「ぶ、豚バラブロック・・・えーと800グラム」!
ちゃんと私の燻製器のサイズに合わせて、小さめにカットしてもらう。
 
これから仕込むのだが、さてさて絶品豚を活かせる味に仕上がるだろうか。
ワクワク、ドキドキ。
ちなみに今夜はこの絶品豚の冷しゃぶである。
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甘みじゅわー旨味じゅわーをぱくりの図。
ちなみにキムチを巻いて食べても絶品だった。
 
通販でのお取り寄せも可能である。
この肉の味、一度食べたら忘れられない。
田んぼのど真ん中の肉の聖地に思いを馳せつつ、ぜひぜひ食べて頂きたい味である。


あさの牧場から直送 「あさの豚」
肉のあさの
321-1406
栃木県さくら市南和田465
028-685-1012
営業日 土曜日13時~17時のみ
 
※専務にブログに載せる話をしたら、炎上しませんか?と言われたけれど、
大丈夫。私のブログは1日100アクセス程度のこじんまりブログですから(苦笑