南の国に想いをはせながら~パッションフルーツ~

たわわに実る、この緑色の果実は、「パッションフルーツ
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まだ緑色だが、これから熟して赤紫色になると自然とぽとりと落ちる。
 
そもそもパッションフルーツといえば、亜熱帯の植物。
国産のものを買おうとすると、沖縄だったり種子島あたりで採れたものを取り寄せる事になろうか。
関東でも随分と東北寄りに位置する栃木県で、まさかパッションフルーツが育つとは思うまい。
だがちゃんと育つのだ。(但し、冬は家の中に取り込まないとダメ)
 
ただ…赤紫色にきちんと熟さずにまだら色のままぽとりと落ちてしまう事が多い。
特に今年は気候のせいか、緑色のままぽろりと落ちてしまうものも。
でも、実はパッションフルーツというのは落ちてそのまま食べるものではなく
4日~5日、追熟する。そして、表面がしわしわになったら食べ頃。
緑だったり、赤紫と黄色のまだら模様だったりと見目麗しくないのだが…
味はちゃんと南国の味がする。
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パッションフルーツといえば、半分に割って食べるのが普通だけれど
半分に切ると、せっかくの果汁をこぼしてしまう。
もったいないので私は上の1/4ぐらいを薄くカットして食べる。
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そう。エッグスタンドに乗せて優雅に半熟玉子を口に運ぶように。
(エッグスタンドに乗せたの食べたことないけれど…そんな気分)
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黄色い果汁に黒い種。
この種は出さずにそのままバリバリ噛み砕いて食べてしまう。
口にした瞬間にいっぱいにひろがる甘酸っぱい、そして南国の独特の香り。
目を閉じると、セルリアンブルーの海と潮騒の音が聞こえてきそうだが、
残念ながらここは海なし県。
セルリアンブルーの海も果てしなく遠い。
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せめて、里山らしくケッケケッケと鳴くカエルでも眺めながら食らうか。(あんまり関係ないか)