過ぎゆく夏

すっかり睡眠パターンがおかしくなってしまい、
ほんの数時間まどろんだだけでしっかり覚醒してしまった私。
(この数日、死んだように寝すぎたせいもある)
寝ようと布団にかじりついてみたものの、頭の中でぐるぐる考えていたのは
休み中全部リセットして忘れていた仕事のこと。
こうなったらもういいや、えいやっと布団から這い出て、空が白み始めた早朝からカタカタ始動。
あ、そういえばレストランのドリンクメニュー、再考する予定だったっけ、と
あれこれ焼酎や日本酒の調べ物したりして、
気がつけばすっかり夜は明けて窓からは眩しい朝日が差し込んでいた。

そういえば、もう立秋も過ぎていて、あっという間に駆け足で夏が過ぎていく。
気付けば夜は涼やかな虫の声。
半そでで寝ていると、肌寒くて布団をかぶりなおしたりもする。
日中は相変わらず蒸し暑いし、日差しもギラギラ照りつけるものの
朝晩の涼しさを考えるとお山の夏は、やっぱり短いと思う。

箱根でも地域ごとにいろいろお祭りがある。
芦ノ湖では、数日間にわたって湖上花火大会があり
宮ノ下では、山肌にひょうたんの形に灯火を焚いてあるし、
数日後には強羅で盛大に大文字の送り火
でも住人の私はなんだかお祭りとは全く縁がないまま過ぎ行く今年の夏。

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ガソリン代も決して安くないご時勢だというのに、
最近の私はよなよなドライブ。
無駄遣いだと言われたらそれまでだけど、
気持ちの切替や整理が大の苦手な私。
一度悶々とし始めると、止まらない。
だから私にとっての大事な大事なガス抜き方法のひとつ。
それにしても一生こんな風にフラフラしてるんだろうか、私。

今日は小田原から海沿いを通って真鶴へ。
真鶴で海風に吹かれてお散歩した後で湯河原へ。
お山をひとつふたつ超えて、そしてようやく自分のお山へ帰る。
いくつも通り過ぎる途中の温泉街の深夜、
人っ子ひとりいない通りには、こんな風に提灯がゆらゆら。
ちょっと物悲しくも何となく夏を実感出来る景色。