卵を燻す、豚肉を眠りから起こす

イメージ 1やっと燻製器の登場である。
実は、ベーコンの前に一度燻製器の具合を見てみたかったので
手軽にできるゆでたまごで、試しに燻してみた。
ゆでたまごは、例の謎の液体(ピックル液)に
一晩漬け込んで1時間乾燥
(ざるをかぶせてあるのは、カラス避けである)
 
 
 
 
イメージ 2
仕込みが終わったら、燻製器の下皿にチップを入れて…。
火にかけてチップから煙が出るのを待つ。
 
待つ。
 
待つ。
 
…ひたすら待つ!
 
…ま、まだ?!
 
 
外で卓上コンロを持ち出してやっているせいか一向に温度が上がらない。
関東では今日、春一番が吹いた。
風のせいで熱が奪われる。炎が安定しない。
イメージ 3苦心作、しいたけのほだ木で周りを囲って風除けを作成。
ふたの小さな穴ににぷすっと温度計を刺して
器内温度を測定。
ほどなくして、風除け効果が発揮されて器内温度、90度。
…よし、煙出た!!
 
というわけでやっとゆでたまごを網に乗せて、燻しスタート。
温度は60度~70度、燻し時間は1時間。
だけど、温度が安定しない。
油断すると器内はあっという間に90度を超えてしまうし
火を弱めると50度台まで下がってしまう。
つきっきりで温度の管理。
上がったら火を弱め、下がったら火を強め。
何やってんだか、とベランダから覗いて笑う母。
ちょっと育ててるんだから今!と、私。(一体何を育てる気だ。)
 
そして1時間が経過。イメージ 4
いい「あめ色」に仕上がった。
味は…塩辛い。(塩抜き忘れたせい!)
でも、一口ほおばった途端、
口の中に一気に広がる、さくらチップのいい香り。
うわぁ。
美味しいとかどうとか、それ以前に、
奥深いスモークの香りに感動。
 
半熟卵にしたら絶対美味しいはず。
次回は卵を半熟にしてやってみる事にしよう。
 
 
イメージ 5そして・・・いよいよ豚肉を眠りから起こす時がやってきた。
毎日裏表をひっくり返して
ピックル液を十分染み込ませた豚肉を今度は塩抜き。
流水で2時間、まだ塩辛い。(少し切って焼いて食べてみた)
実は今もまだ塩抜き作業中。
明日はいよいよ豚肉がベーコンになる日。
燻し時間はなんと6時間!長丁場の作業になりそうだ。