ぬっこ ぶつかる

珍しく個人的な話。

会話について、お客様との関わりもそうだし
仕事を進める上でのスタッフ同士の人間関係についても最近本当によく考える。

自分が今まで人嫌いで深い関わりを持つのを意図的に避けてきた部分。
そしてぶつかる事が怖いと思い、
事なかれ主義で来ていた部分。

あ…でも仕事の事以外でも人付き合いだったり
根幹は同じ事だよな…と。
接客イコール人との繋がり。
自分でそう信じて行動してきたけれど、
なぜだか自分のプライベートにはそれは適用外だった私。

ふとそんな事に気が付いた。

相手とうまくやろうとする事で、
相手に都合を合わせてガマンする事とは違うし
逆にちゃんとコミュニケーションを取ろうという事は
相手に尋問する事でも要求を押し付ける事でもない。

当たり前の事だけど…

2ヶ月前に、大ゲンカした友人がいた。
ただ、それはケンカというには語弊があるかもしれない。
私が相手にとある要求を押し付けて、相手は頑なに拒否し、
それで私は腹を立て、そして心を痛めて連絡を一方的に断った…

そうなった理由は、コミュニケーションをキチンと取らなかったせいだ。
相手も歩み寄らず自分の都合や意見だけを主張した。


そもそも仕事の事から考えた、コミュニケーションの事だが、
しばらくして友人から近況の連絡があった。
そして久しぶりに会い、ぶつかり合い、今度はちゃんとケンカした。
私は言いたい事を言い、相手が相容れない部分は譲歩し素直に受け入れた。
相手も私の言い分を受け入れた。

でも仲直りして、そのまた翌日、ケンカした。

思う事を意図通りに伝える事はとても難しい。
だけど意図通りに伝わらなければ
伝え直す努力を惜しんではいけない。
考え方も背景も、まるで違うのが他人だから。
真摯に相手と接すると思うのであれば、軋轢が生まれても当然の事。

仕事の事からの、気づき。

難しいけどきちんと分かり合えるようになるまで
きちんとぶつかり合おう。

もし万が一分かり合えなかったら…
その時にまた考えたらいい。