新車を衝動買いする

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これだって、立派な「新車」である。
ただ、自動車ではなく「足こぎ二輪車」だが。
 
午前中、母とホームセンターに、ハーブの苗を買いに行ったのだが
苗コーナーの脇に並んでいた安売り自転車を見て、思わずお買い上げ。
ぶらっと散歩に出かけるにも、ちょっとしたお買いものに出かけるにも
車よりも自転車の方が便利だ。
別にギアが付いていなくても、折りたためなくても十分十分。
 
ところで、自転車を運転する、という行為は脳内では「手続き的記憶」として残されている。
いわゆる「身体が覚えている」という行為は、この手続き的記憶のせいだ。
ちなみに、何か思い出として記憶されている「エピソード記憶」、
知識だったり何か事実を覚えている事は「意味記憶」としてそれぞれ脳の奥深くに刻まれている。
それが適正なタイミングで引き出されて、機能している、というわけ。
 
自転車なんて多分15年近く乗っていない。
乗って帰ります、と宣言して購入したはいいけれど、乗れなかったらどうしようか。
私の「手続き的記憶」は、果たしてちゃんと機能するだろうか、なんて
乗って帰るなんて言ってしまってからふと不安になったのだけれど
ふらりふらりと両手のハンドルがぶれながらも、なんとかこぎ出せてほっとする。
ぐぃんと足に力をこめて、ペダルをこぎ、
下り坂では両足を広げて、わーぃなんて小さく歓声をあげながら
ひゅんひゅん風を切って走る。
 
買った苗や土、プランターは母の車にて持ち帰ってもらい、
私はチリリンチリリン、と無駄にベルを鳴らしながら
川沿いのサイクリングロードを20分程こいで無事に帰宅。
 
安売り自転車、快調に走っている途中でバラバラになったりしないだろうか。