でぶ猫号がゆく
昨日から私の愛車となった「でぶ猫号」
何故でぶ猫かって・・・自転車に貼ってあったシールに「FAT CAT…For your active life」
直訳すれば、あなたの活動的な生活の為の「でぶ猫」・・・意味不明である。
そんな理由で、私の足こぎ二輪車は「でぶ猫号」と名付けた。
その愛車で、カメラを携えて牡丹の花がキレイに咲いたという近所の自然公園に出かける事にした。
ただ、「近所」と言っても車ですぐの距離というだけの事であり実際には決して近くない。
家から直線距離で片道7キロ。ママチャリが走る距離にしてはちょっと無理がある気もするが・・・
気にしない気にしない。いや、気にするところか。
田んぼに水が入ってあちこちで農家の方々が作業に忙しく動く様子を眺めながら
川沿いのサイクリングロードを快調に飛ばす。
でも、何度も言うが、ロードレース用の自転車などではない。
ギアなしのママチャリである。
途中休憩していた場所の近くの空き家の裏に竹やぶを発見。
あっちにもこっちにも・・・にょきにょき!
宝物を見つけた気分で竹やぶに侵入。
タケノコ目線で写真を撮ってみる。
そこから見事なレンゲソウの赤紫のじゅうたんを横目に・・・
結局、遠回りして8.5キロ走り、公園に到着。
目指すは牡丹園。連休のせいもあって大賑わいだった。
そんな中でぶ猫号を片隅に止めて首から大きなカメラを提げて牡丹鑑賞。
昔から美人の様を花に例えて
「立てば芍薬(しゃくやく)、座れば牡丹(ぼたん)、歩く姿は百合(ゆり)の花」なんて言ったりする。
牡丹は今の時期に咲く。
低めの木に咲く牡丹の花は屈んでみた方がしっくり来る。
そしてもう少しするとすっくと立ち上がる茎に凛とした様子で花を付ける芍薬の花。
そして夏になると風に揺れて優美な香りを立ち上らせる百合の花が。
美人が座って立ち上がり、歩きだす様子をも表す、この例えって本当に奥が深い。
そんな事を考えながら色とりどりの牡丹を鑑賞。
あ・・・来た道帰らなきゃいけないんだった。
初のでぶ猫ツーリングがこんな長距離になるとは思わなんだ。
クッション性ゼロの椅子にお尻が痛くなり、普段たいして運動もしていない身体に鞭を打ち
結局本日の移動距離・・・脅威の17.5キロ。
でも徒歩でのお散歩よりも随分と距離が伸び、なかなか楽しい時間。
うーん、こりゃぁ病みつきになりそうだ。