奮起して自社ウェブサイトを作る

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全国的に夏日だなんて言っていたのに、どんより雲に涼しいお山。
風が吹く日は、一面のススキ野原がサワサワと葉づれの音をたてながら、
風にたなびいて、波立って本当にきれいだ。
写真を撮りながら、伸びたススキ野に分け入って遭難しかけた。
おっと危ない危ない。

このお山のススキ野でカメラを首から下げて
1人ススキ野に分け入ろうとフラフラしているチビッコがいたら、多分それは私だ。
吹き抜けていく風が心地いいので、大好きな場所。


ここのところ泊まりこみで仕事していた人たちが夜になって皆帰宅したので、今日は静かなホテル。
先日せっせとキャッチコピーを考えたウェブサイトの再構築を命ぜられて、
8年ほど前の記憶を手繰りながらメモ帳相手にhtmlと戦う。

ここ数日完全に夜型の仕事だ。
昼間は業者さんが来たり電話があったり、あれこれみんなと話して脱線したりで
私の集中力は途切れがちでなかなか持たないので、
打ち合わせを必要としない仕事の時にはこんな夜更けにやった方が逆に効率がいい。
一般の会社では深夜残業になるので、こんな時間に仕事をしてはいけないことは承知だが、
基本的に残業は計上していないので、効率がいいようにやった方が良かったりして。
期日までに仕事を仕上げれば可、と目をつぶってくれる上司にはホント感謝。

以前私は自分でサイトを持っていた。
仕事が忙しくなって更新がままならなくなって休止したきり。
更新のIDを忘れたし手元にデータもないので、もう更新はできないけれど、
インターネットの広い海の中で未ださまよっている私の過去のデータたち。
そして、サイトを休止する頃、最初の会社でやはりホテルのウェブサイトを作った。
それも今では業者のものに変わったけれど、私が辞めてからも数年はそれを使っていたみたい。
懐かしいなぁ。そのときは、確か中華料理をエサにして釣られてやったんだったっけ。

それにしても、こんな仕事に縁があるもんだ。
またこうして一から自分の会社のサイトをつくることになるなんて夢にも思わなかったなぁ。


いざやろうと奮起してみたものの、錆び付いてとんと昔に忘れたその言語は、
まるで意味をなさないアルファベットの羅列にしか見えない。
とりあえず以前の自分のサイトのデータの残骸を見つけて内容を確認したり、
HTMLタグやスタイルシート解説のページを見つけて勉強しなおし。
あぁそうそう、とカタカタ打ち込めるようになるまで1日を要した。

今どきサイトを作るのに、ホームページ作成ツールを使わずに
Htmlでこつこつ打ち込む人なんていない。
便利なものがあることも知っているけれど、
時間がかかってもアレンジがしやすく慣れているこの方法が、私には合っているような気がする。
効率が悪い分、もちろん時間はかかる。
だからこうしてコツコツ作業。
先日、本社の方に作ってもらったサイトを骨組みがある分、
アレンジを加えるだけなので出来ないこともないはず。
どうしても分からなければ、本社の方に相談すればいい。

それにしても何でも手作りである。
でもいいんだ。形になるの、楽しみだから。