久しぶりの大漁

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ここのところ、身辺がバタバタしていて、
休みでどんなにいい天気でも、
出かける気分にもなれずに
恨めしく青空を眺めてクサクサしていたのだが。
 
久しぶりに釣りに行ってきた。
山に住んでいたときはここまで来るのに
1時間近くかかっていたのに今ではここまでたったの10分。
 
 
近所の話好きのおばちゃんが店番をしている釣具屋で撒き餌を買って、竿をかついでいざ海へ。
 
のんびり昼下がりに竿を垂らす30数歳女子一人。
島の周りをぐるっと一周する遊覧船が1時間に1度出航しているのだが、さすが平日、人もまばら。
のどかに童謡が延々流れていて、ホント平和な休日。
海は広いな大きいな~あぁ、えんーやこーらー、なんて
いい加減に音楽に合わせて口ずさみながら、餌を海にまき、魚を呼ぶ。
 
イメージ 2確かに魚は呼んだが。
足元に餌はまいたが。
・・・ちょっと多すぎやしないか?この魚たち。
池の鯉か?イケスなのか?と見まがうほどの魚の数。
ラクルな光景。
散歩の人も足を止めて覗き込むぐらいの勢いである。
ま、型は小さいのだがこの際気にしない。
 
バシャバシャと音を立てて餌に群がる魚たち。
足元の水が魚で黒くなる勢いである。
"魚影が濃い"とかそんな話じゃない。
いったいどうなってるの?
 
当然釣れるわ釣れるわでたった数時間で11匹。
相当数逃してるので、一度掛かったのをカウントしたらもっと釣れたはず。
いやいや、そんなに釣るつもりもなかったのだが。
もうこれ以上釣ったら食べきれない、と終了。
 
私の辞書にはキャッチ&リリースという言葉はない。
釣ったら食べる。(あ、でも小指の先ほどのカサゴはさすがに逃がした。)
魚に対しての礼儀でもあったりして。きちんと感謝して頂きます。
海の恵み。今日の夕ご飯のおかずゲット。
 
イメージ 3メジナ沢山。
ちなみにこの時点でまだ数匹生きている…。
何となく動いているのにさばくのも申し訳ないのだが。
すみません。いただきます。
 
ウロコを剥いで、三枚におろして。
なんてやることは分かっていても、実は私魚がさばけない。
 
苦手な訳じゃなくて単純に出来ないのだ。
でも。食べる(きっぱり)
 
食べたい一心でやれば、どうにかなる。
 
でも・・・出来る人が見たら笑われそうな手つきで必死。釣りするくせに、食べるくせに、さばくのは絶望的に下手。
氷水で手を冷やしながら必死でおろす。皮を剥く。
 
メジナのムニエル 焦がしバターとレモンのソース、ローズマリーの香り。
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火を入れたらだいぶ縮んでしまったものの、
ものすごい量のムニエル。
偉そうに料理の名前を付けたものの見た目は最悪。
でも間違いなく味は確かだ。
そりゃそうだ。ついさっきまで泳いでいたんだから。
 
よーく冷やした白ワインをお供に。
いただきます。
 
このお魚たちのおかげで楽しい1日。
美味しい1日。
ありがとう。
 
ちなみに、この釣りのありがたくないお土産は・・・左半身火傷。
ちょうど左側から陽が当たっていて、日焼け止めを塗っていたのにムラ焼けしてしまい
左腕の一部と左足の甲と、首と・・・。真っ赤に腫れあがってヒリヒリ痛い。
体中に冷えピタシートをぺたぺた。