親子関係のやり直し - 柳に風リターンズ

今日は初めてのお休み…だった。
未曽有の巨大台風が来ると大騒ぎにわくわくしながら
早起きして高見の見物を決め込むつもり…だった。

夜帰ってきて琥珀エビス片手に晩酌しながら実家に電話して、出たのは酔いどれ父。
酔っ払いの娘と酔いどれ父の話は花が咲き咲き…気がついたらなんと２時間！
気付けば日付も変わっていた。ななななんと。

そんなこんなで必要以上に深酒してしまい、寝たのもずいぶん遅く。
目が覚めたら…台風一過の青空。ありゃ。寝過した。
あーもう。これではワクワククラブ失格である。
（わくわくクラブって何？という方はこちら）
それから散歩をして昼寝して…そして気がついたら夜。
なんだか本当に何にもしない１日。
でもきっと必要な休息だったんだと思う。
腰やら足首やら膝やら、とにかく身体中痛かったし頭も痛かった。
寝たいだけ寝たらすっきり。だからいいや。

父とそれだけ電話で話すなんて正直言ってとっても珍しいこと。
騒動がなければこんな機会を持つことは一生なかったと思う。
父は父で、私や姉に対して厳しく育てすぎた事をずっと悔んできたという。
大事な大事な娘なのに、それを表現する方法を間違えたことも悔やんでいる。
千尋の谷に突き落とすライオンを気取っていた、と。
だけど、おれは人の親で、ライオンじゃない。娘もケモノじゃなくて人間の子供なのにね、と。

確かにそうだ。
突き落とそうと厳しく育てた父はそれを悔いた。
そして、突き落とされかけた幼い私も傷ついた。
その事実も時間も残念ながら戻らない。私にとっても、父にとっても。

30を過ぎた私と年金をもらう歳になろうとしている父なりに今出来る事。
とにかく話そう、と。
時間は埋まらないし戻らない。
だけど、やり直そうと思って前進するのに早いも遅いもないと思う。

毎回、私は（あえてそう書くけれど）「失敗」するたびに
何か自分が抱えている問題を解決しようとする糸口を見つけている気がする。