2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

目を閉じて感覚を研ぎ澄ます

私は何かに集中したい時には目を閉じる。 人の話を聞いて自分の中で反芻したい時。 美味しいコーヒーを味わいたい時。 視覚からの情報を遮断する事で、他の聴覚や臭覚、 そして味覚の輪郭がよりハッキリするような気がするから。 「五感」というけれど、人間…

はかなさと無邪気さと

やっぱり雪が降ったら雪だるまである。 だが、実は昼間作ったこの雪だるまは、もういない。 作って数時間経つうちに空は晴れ渡り気温が上がり、 それとともにみるみるうちに溶けて水に。 気づいたら小石と小枝と、 その場で毛糸をみつあみして作った、 小さ…

梅は雪どけ水を身にまとい、犬は喜び庭かけまわる

三寒四温、春みたいな陽気が数日続いた後の雪。 雪解け水を身にまとって、そろそろっと様子を見ながら花を咲かせたみたいな梅の花。 白く膨らんだつぼみはたくさんあるのに、この木、今年1番目の花。 うふふ、これを見つけて、得した気分。 雪、降ったかしら…

鴨団子

鴨団子といっても・・・食べ物の事ではない。 寒空の下で暖をとる鴨多数。 おしくらまんじゅう状態で、近づきすぎて、つばぜりあいの喧嘩が起きるほど。 ふかふかの羽毛をまとっていても鴨だって寒いものは寒い。 今日の散歩は市内の自然公園まで遠征。 ここ…

お皿の中の小さな春

本日のお献立。 春待ちサラダとワタリガニのトマトクリームパスタ、リッチな食パン添え。 ソースはパンに付けて召し上がれ、という事で、パンも添えて。 なんだかここ数日春めいてきたのに今日は肌寒い冬の空。 今夜から雪が降る予報も出ている。 あぁせっか…

初午、しもつかれ

「しもつかれ」という食べ物を御存じだろうか。 栃木に古くから伝わる郷土料理で、 多分他県では馴染みのない食べ物である。 この「しもつかれ」は、旧正月から通算して初めてのうまの日(つまり今日だ)に作って食べる習わしがあり、 材料は「おにおろし」…

ぬっこ 洋服を選ぶ楽しみを知る

ホテルの仕事には制服、またはそれに準ずるものがある。 つまり普段はスーツかそのホテルの制服を着用する事になる。 休日も返上する勢いで仕事をしていたという事は…私服を着る事などほとんどなかった。 加えて一昨年の大騒動で服自体ほとんど捨てて(!)しま…

コクチョウにふられる

昨日はお留守だったコクチョウさんに逢いに川へと散歩。 辺り一面はだだっぴろい田んぼが続く。 「The 関東平野」といった景色だ。 どこからともなく香る梅の香りに 何となく春が近い事を知らされている感じで あと2ヶ月もすれば、この枯れ草平原が芽吹きで …

図鑑をひも解く

母を連れ出し二人で並んで散歩。 昨日の大きな恵比寿さんがいる神社に、お札を返納しに行くのが散歩の目的。 神社の横には五行川という小さな川が流れているのだが、 そこに今、白鳥の仲間で色が真っ黒、 くちばしが真っ赤のコクチョウが渡って来ている。 他…

こいつは春から縁起がいいや

今日は立春、暦の上では今日から春だ。 正月に「新春」と言われても 全く春の息吹すら感じられないけれど 今ぐらいになると何となくやさしい日差しがふりそそいで、 春霞がたなびいて、まもなく春が来るんだぁって 予感させてくれる日が少しずつ増えてきて …

ぬっこ 機織りをする

母の作業場から、卓上手織り機を発見。 何十年も前の初期型製品だが、 未使用品を数年前に講師仲間から譲り受けたまま 放置されていた物をごそごそと発掘。 母は籐工芸の講師をしており生徒さんも多数いる為に 当然材料類の在庫はかなりの物。 籐工芸の素材…

太陽を追いかけて

夕暮れ時の見事なまでの夕焼け空。 お願い、待って、待ってと言っても、 沈む太陽は当然待ってはくれない。 この沈みゆく太陽に、もしも効果音を付けられるとしたら、 「とぷんっ」という感じであっという間に建物の陰に消えていく。 また、明日までのしばし…

粛々と、淡々と

今、どこにも所属していない私は、 いつ起きていつ寝ようが、どこへ行こうが どんな髪型をしてどんな服装をしようが自由だ。 でも不思議な事に、何をしてもいいんだ、という状況に置かれると 意外と地味に淡々と過ごしている。 多分それが私の欲した時間の過…